2010/01/06

2010謹賀新年 NYへいってきました


昨年12月2日~16日まで3年ぶりにニューヨークへ行ってきました。

自分の映画の上映会が1日あり、そのほかはフリーーー!これまでは撮影をかねていたので緊張と、体力消耗で地下鉄を間違えたり、とんでもないことで大慌てしたり、いろいろな場所で忘れ物をばら撒いてきたのですが、今回は、方向感覚は冴え渡り(自画自賛)、忘れたか!と思ったときも、いや、そんなわけない!と落ち着いてカバンを探し、あるべき場所に物がちゃんとあったりと…つまり、よい旅だったといいたいのです。

はじめてノートパソコンをもって行きました。宿のオーナーさんは日本人。PCを出すと、さささーとつないでくださり、部屋でも居間でもどこでも使えました。情報ってすごいですねえ。明日、博物館はやっているのか、何時から、シニア割引は何歳から?…等、日本語で調べられるのですから。

初めて個室をとりました。NYロケでは映画製作費が少なくて、6人部屋や大部屋で泊まっていたのですが、やっぱり一人部屋はいいですねえ。静かなので到着日からぐっすり眠れました。さらにおいしい朝食つきだから、家でいるより健康生活。それに、携帯電話無料貸し出し付きなのでこれもフル活動。グランドセントラルの女子トイレが超こみあっていて、友人との待ち合わせに遅れたとき、電話で連絡できたので助かりましたよ。

で、ぶらぶら、楽しみました、ニューヨーク。到着翌日には時差ぼけもなんのその、国連ツアーに参加。ネットで調べたら9:45から始まるってことで、10:00少し過ぎに到着しましたら3グループ目。日本語ガイドは午後らしいので、英語ガイドで大会議場を見学し、しっかりガイドさんに写真までとってもらいました。

メイシーズのビジターセンターへ行くと観光客は一割引と小耳に挟んだのでパスポートを手に行きましたら割引用紙をくれました。時はすでにクリスマスセールの真っ最中。で、装飾品が半額!お安いブローチを2つ買いました。その足で自由の女神へ。これまで何度も撮影するので船で通過したのですが、上陸は初めて。エリス島にも上陸。でも帰りの船を待つ間が寒かったあ。

上映会が終わった後の日は、のんびりブルックリンの宿から歩ける範囲の建物探訪。古きよきニューヨークを堪能しました。教会、ブラウンストーンの住宅群。ボロウホールや裁判所、ブルックリン歴史協会へも行き本を買いました。

ブルックリンにお住まいのアーティストの方がジュニアーズレストランで夕食をご馳走してくれました。50年代の趣きがあるレストランでスープがおいしかった。翌朝、宿で話したら、ここはチーズケーキが有名で、本店がここ、支店がグランドセントラルやタイムススクエアにあるとのこと。そして、映画『セックス・アンド・ザ・シティ』のラウトシーンで4人が再会する舞台になったところですって!気がつきませんでしたーー。夜になると宿の友達とチーズケーキを買いに行きました。メールも交換しなかった旅先の友達ですが、楽しい思い出として心に残ってます。それから、ゴリラコーヒーの本店もブルックリンにあるんですね。他の友人に誘われていきましたが、おいしいコーヒーでした。

アーティストの方が今度はクリスマスデコレーションで有名なダイカーハイツへ車で連れて行ってくださいました。昼は雨で寒かったのですが夜はやんで、暖かく、車から降りて一軒、一軒見て回りました。そのゴージャスさ、やる気満々に輝いている庭。毎年みにいらっしゃるそうですが、電飾のない家はユダヤ教の方だそうです。そのような家は室内に蝋燭を立てているのが見えました。

クリスマスといえば、タイムワーナービルのジャズ・アト・リンカーンセンターのローズシアターへ行きました。ちょうど、クリスマスコンサートがあったんです。マルサリスバンドの一番若いピアニストのダニーさんは私の姉の長女の夫の弟。ややこしいですね!ダウンタウンのジャズのお店で演奏していた頃から見にいってました。ピアノソロの後拍手が起こるほどの天才ぶり。あるとき聴きにきていたマルサリスさんにスカウトされ、バンドの一員になったという夢のような話。オバマさんの外遊についていったり、すっかり立派になりました、嬉しいです。

ダニーさんといえば、アメリカンダンスアイドルシーズン3の準優勝、ダニー・デッドウィルさんは、私が大好きなダンサー。彼がブロードウェーミュージカル『メンフィス』にでていると、ダニーファンの友人から教えていただいたので、もう、心臓が破裂しそうになりながら2階の一番いい席を買いました!会える、もうすぐ会える、幕があくーーが、彼の姿はどこに。似た人はいたけれど、踊りが違う、ぜんぜん違う!よーく冷静になってプログラムを見ると、彼は4人のアンサンブルの1人としてブロードウェーデビューしたのですが、プラグラムには8人の写真が。多分ダブルキャストだったのでないかしら。で、看板のダニーを必死で撮影してきましたよ。

ミュージカルといえば、このブログのメインである私の最初の自主製作映画にでてくださったアメリカ人のお嬢さんが、あのトニー賞『ビリーエリオット』にバレーリーナ少女の1人として出ているんです!ブログの最初の頃に彼女の浴衣姿の写真も出ていると思います(多分)。恵美さんの娘さんのクラスメートなんです。それで、ハウスシートの一番いい席をとってくださったので、これまた最高の席で観ることができました。泣きました、ほとんどずーと、鼻をすすってました。

そして、ブロンクスの先端、Pelham bay Parkもいってきました。晴天の空が湾の水に映ってそれはそれは美しいところ。海の向こうはヨーロッパだとか…。グランドセントラルからわずか電車で30分足らずのところに、こんな静かで自然いっぱいの場所があったなんて、知りませんでした!
あと、トランプタワーやセントパトリック教会、コロンビア大学へもふらりと行ってきました。そうそう友人に100年以上前からあったアップタウンの薬局に連れて行ってもらいました。なんか停車場みたいな天井がとても高いお店でした。店員さんは見物客になれているのか気にもとめずお仕事されていました。

あと、ロックフェラーの旗は今年は星条旗でなく、金銀のふわりとした旗でした。
あっという間の2週間、戻っても、今度いつ行こうかとばかり考えています。