2008/11/26

11/21世田谷区ブライトホールで上映会

夕方6時から上映会が開かれた。6月の群馬県渋川市以来である。
上映後にお話することになっているので、夕方4時過ぎに家を出る。
世田谷区役所は東急世田谷線の松陰神社駅下車徒歩8分のところにある。
世田谷線に初めて乗ったが、車両がコンパクトで、民家すれすれに走る感じは都電のよう。
松陰神社で下車。電車なのにバスのように車内で精算。それでホームに改札口がない。
電車を降りて、ホームを歩き、そのまま外の道路につながっている。
慣れないためか、妙な感じだった。

世田谷区は広い。区役所のあるエリアもゆったりしている。
陽はすっかり落ちていた。暗い中、やっと目当ての建物の入り口にたどり着く。
ドアにカギがかかっているので、携帯電話で担当者の方に到着を知らせる。

「仲間内の上映会ですから、普通で…」それで、カジュアルな服で行きましたら、なんと立派なホール半分ほどに職員有志の方々が座っており、皆様スーツ、背広姿。焦りました、ほんとうに。

久しぶりに本作品をじっくり鑑賞。仕上げのころの孤軍奮闘を思い出し、懐かしくなる。
4人の女性たちの個性がでていて、「結構、面白いじゃない」、「うまくつないでるじゃない」などと自画自賛。
上映後に「この映画が出きるまで」のことをお話した。

ご感想は女性たちの強い意志力に感心した、頑張ろうという力をもらった、映画に出てくる女性たちと職種がちがうのでいろいろな女性たちの生き方をしることができてよかった、などでした。

こうして、観たいと思う方々とともに上映会をすることができ、この作品も本望だとおもいます。
上映会にいらしてくださった皆様、チラシづくりから、いろいろ上映会のために活動してくださったスタッフの皆様ありがとうございました。

2008/07/06

6/28渋川市上映会報告

朝のフルトン通り
渋川市の上映会担当者の方よりメールで報告をいただきました。
30名もいらっしゃったそうです。鑑賞された方の感想の抜粋です

〇今を生きてる女性の姿に触れた思い
〇私も何かに取り組みたくなりました
〇その後の個々の成長を楽しみに次回も観たいです
〇海外で生活することの厳しさ、素晴らしさを感じました
〇女性がたくましく生きていて、自分も楽しみながら夢を実現したいし、それを手助けする家族や行政の必要性も感じた
〇ニューヨークで働く女性が輝いてみえた。自分ももっと自信をもって働きたいとおもった
〇ニューヨークへ出て行ったパワーはすごい。思いを現実にすることは大変。女性として「男はずるい」という気持、とっても理解できます。またニューヨークへ出て行く人ですらそう思うのですから、日本にいる私たちが思うのは当然かな…10年後、20年後を見てみたい気がします。
〇それぞれ自由を求めてがんばって生きる姿はすばらしいと思うし、頑張って欲しい。作山典子さんの魅力、楽しみです。

渋川市役所の皆様、ありがとうございました。                ハドソン通り
この作品、どこにいても、自分の可能性を求め続ける事の大切さを伝えたかったのですが、取材に応じてくださった皆様はまさしくそのような方々。4人のその後を少しご報告します。

典子さんは、ご主人とブルックリンの作業場で今日もステンドグラス創作に励んでおられます。
また年に何度も日本ーNYを往復されて介護されていたお母様は93歳で今年、天に召されました。最後まで、日本ーNYを往復し、手を抜かず介護され見送られた姿には本当に頭の下がる思いです。

その子さんは、自作のミュージカルプロジェクトを進めながら、このブログにも書きしましたが日米の演劇活動の橋渡しとして尽力されています。今年は別役実さん作品をNYで演出、3月にはレントを生んだグループ代表でブロードウエーヒット作の作家をコーディネイトして日本でワークショップをしました。日本には数日しかおらず、ちょうど私は彼女が帰る日に沖縄から戻りましたのですれ違い。残念でした。

恵美さんはブロンクスの公立小学校で日本文化の教師をされ、着物の着付けからお習字(二つとも免許をもっておられます)、朗読など女優として蓄えてきた才能をフルに発揮して日本文化普及に努めています。小学生の娘さんもきれいに成長し、迷っていた教育ですがアメリカで受けさせることに決めたようです。

最後に本を出版し全米ツアーにでたナツミさん、ニューヨークを去り、出版社のある西海岸に引っ越すところで終わりましたが、あちらで終生の伴侶を見つけ結婚、今は新婚1年目です。大好きなハズバンドと猫と暮らしながら、米人ばかりの会社で働いています。次はどんな本を書かれるのか楽しみです。

また今度はどこで上映されるでしょうか。ときどきテス企画のホームページ をのぞいて下さいね。

2008/05/16

2008/6/28(土)群馬県渋川市で上映会

新作「心理学者 原口鶴子の青春~100年前のコロンビア大留学生が伝えたかったこと~」の上映で大忙しの今日このごろ「ニューヨークで暮らしています 彼女たちがここにいる理由」の上映会が群馬県渋川市で行われることになりました!
こんな嬉しいことはありません。

2008年6月28日(土)
14:30~
主催 渋川市
場所 渋川市金島ふれあいセンター
入場料 無料
問合せ先 渋川市市民部市民生活課 0279-22-2463
http://www.city.shibukawa.gunma.jp/osirase/yotei.html

なんといっても、最初の自主製作。
思い出深い愛すべき作品です。
2001年、NY9.11のクリスマスに、NYの友達がどうしているのか、無事なのか…と、思ったことから、ひとりで製作を決意、ビデオカメラをもってNYの友達を訪ねはじめたことから製作がはじまりました。

三脚の長さが長すぎて、成田空港のセキュリティにとめられ、目の前で乗るべき飛行機が飛んでいってしまった!なんて笑えないアクシデントもありました。
本当にニューヨークへの思いがいっぱい詰まった作品です。
この作品を作ったことが力となって、新作が誕生しました。

出演してくださった30代から60代のNYで暮らす日本女性たちのその後は大きく変化しています。
いまも、ニューヨークへ行った時はお会いして、この作品製作での様々な思い出話に花を咲かせています。
群馬県渋川市のIさん、いつも私の作品に興味をもってくださって、ありがとう!
上映会のご成功をお祈りしております。

そして、今年は絶対にニューヨークへ行くぞ!

2008/03/30

日米の架け橋に

本作品で、演劇の演出をしながら子育て、キャリアアップのために奮闘する様子を取材させてくださった河原その子さんが仕事で一時東京にきました。
彼女は日本で大学卒業後、劇団活動。
その後30歳すぎて新天地をもとめ渡米。
ロスで英語を学んだ後、難関を突破してコロンビア大学大学院舞台演出へ入学、
優秀な成績、数々の演出の賞、奨学金を受けて卒業。
現在オフブロードウェー中心に演劇活動で孤軍奮闘しています。

このその子さんがコーディネイトした「ニューヨーク・シアター・ワークショップとアーティストの試み」というイベントが2008年3月28日、29日、東京で行われました。
講師はあの「レント」を生み出したニューヨーク・シアター・ワークショップ(NYTW)の方々。

副芸術監督のリンダ・チャップマンさん。彼女が脚本、主演した「ガートルードとアリス」はオビー賞を受賞、また本年2月から彼女の共同脚本「ビーボ・ブリンカー」がオフブロードウエーで公開されています。

もう一人は2003年「アイ・アム・マイ・オウン・ライフ」でピューリッツア賞、トニー賞、ドラマ・デスク賞などアメリカの演劇界の賞をそうなめにした劇作家のダグ・ライト。
彼は映画「クイルズ」「SAYURI」、ミュージカルでは「グレイ・ガーデンズ」「リトル・マーメイド」などの作品も書いております。

このニューヨーク演劇の最先端をいく方々を連れてきたのがその子さん。その子さんはまだ演劇だけでは食べていけないので、演出、振り付けのかたわら日系新聞にブロードウェー演劇紹介を書いていますがその文も演劇界で活動していなければわからない最新ニュース満載で、人気を集めています。

私は取材旅行のため参加できませんでしたが、その子さんが少しずつ日米の演劇界でその実力を発揮してきたことにとても歓びを感じています!
彼女の舞台を日本の演劇ファンに見せたい、この実現に私も微力ながら応援していきたいと思っています。

また嬉しいことに私の新作が、地道な上映活動の努力が実り劇場公開が決まりました。
雑誌、新聞などで取り上げられたおかげで、その関連として「ニューヨークで暮らしています 彼女たちがここにいる理由」にも再び注目が集まるようになりました。
ボツボツですがDVDの注文もいただいています。
ボランティアで本作品に出演してくださり、私の向こう見ずな取材撮影を心配していろいろお世話くさった出演者の皆様です。
そのお礼として、彼女たちの活躍を全力でお知らせしたいと思います。

2008/02/23

2008年もよろしくお願いいたします

昨年8月以来の更新です。
もう皆様に忘れられてしまったでしょうか。
新作の上映会や劇場公開の準備で奔走…、NYがどんどん遠のいていきました。
でも今年の6月か10月にはぜったい行きますよ!
絶対に行きますよ、行きますよ、行きますよ。
なぜかって、アメリカン・ダンスアイドル・シーズン3のDanny Tidwell、
彼のパフォーマンスが見たいのです!
誰か情報をお持ちの方、いらっしゃいますか。
Dannyのホームページを読んでますが、あまり英語が堪能でないので。

この映画に出演してくださった舞台演出と振り付けのその子さん、
2月にマンハッタンで別役実の舞台を演出公演します。
詳しくは彼女のホームページをご覧ください。